スケジュール表を見返しながら、2020年を振り返ります。
2020年 年報
【総論】
時間と距離を超えて、オンラインでいろんな勉強ができるようになった年でした。
一方でもがいた時期もありましたが、最後の最後にこれまでの自分の試行錯誤が報われるご褒美のような声もいただけて、「続けてやっていてよかった…」と思っています。
1月:いつもの日常なれど感染症ニュースにSARS騒動を想起
通常通り。リアル講座、リアル出張、博物館見学など、スケジュールは変更がありません。
2月:感染症には注意しつつ、通常通り
新型感染症に関するニュースが大きく報じられるようになってきました。
AEAJ主催の大きなイベントは中止の連絡が入り始めました。
もともと当スクールは少人数制ですので、アロマ大学ワークショップは感染症対策をしたうえで予定通り開催。
所属団体のガイドラインが出る前に、【感染症拡大防止に向けての当スクール運営ガイドライン】を策定・公開しました。
3月:スケジュール変更、相次ぐ
アロマ大学沖縄、中止。
毎月11日開催としていたアロマワークショップも、材料をお送りして動画を見ながら作っていただくスタイルに変更。(この時点ではオンライン開催にはしていませんでした。)
AEAJ資格関連講座はすべて中止。
長岡市主催オレンジカフェ、当面中止の連絡。
IFPAカンファレンスもオンラインに。
4月:スケジュール帳が修正と追加で真っ黒
立教大学中原先生らの「学びをとめるな!」オンラインワークショップで、おおいに刺激を受ける。
新潟日報カルチャースクール特別講座「おとなの理科室」開催。5月以降は開催者と相談し、延期に。
アロマの先輩方とZoom練習会開催。マンツーマンZoomレッスン開催。
久保田泉先生とホリスティック受講生同士でオンラインお茶会「クボタの泉」開催。
セラピストの本音トークで初のパネラーに。
5月:Zoomや動画配信の研究に明け暮れる
ながおか市民活動フェスタ中止発表、打ち合わせオンライン化が一気に進む
他スクールのオンライン企画に参加
島香房さんのオンラインネロリ体験会、リエコ大島バークレー先生や和田文緒先生、池田明子先生の講座に参加させていただき、オンライン化により地方のハンデが消える体験をしました。
6月:オンラインで自分がやりたいこと、についてあらためて考えなおす
大手スクールや著名講師がどんどんオンラインに取り組んでいく中、「自分がアロマテラピー教育に関わる意義」を否が応でも考えされられました。自分に何ができるのか、何がしたいのか。オンラインアロマレッスンの自主練をしながら見直しました。
また、オンライン会議が一般化する中で、聴覚が不自由な人を置き去りにしないためにUDトークをレッスンに取り入れることができるかなど検証を進めました。
7月:日常が戻り始める?でもまだ対面レッスンは保留
長岡市の健診業務が2か月遅れで開始し、スケジュール忙しくなる。
AEAJとスクールのディスカッションやセミナーが始まる。協会のオンラインレッスン承認への明確な舵きり。
初のアロマ大学オンラインサテライト講座で決済システムpeatix導入。
8月:夏バテ?燃え尽き症候群?
今にして思うと、4月から周りを励まし続け、新しい技術の安定した提供のための研究に明け暮れていたことに疲れていたのかもしれません。スケジュール帳が白いです。
9月:白いスケジュール
10月、11月:学びなおし
オンラインで参加できる学会、勉強会には、体力の許す限り参加しました。
なかでも上智大学グリーフケア研究所公開講座は、様々な先生方からグリーフについて学ぶ機会をいただけました。
受講後の久保田泉先生との余韻を楽しみながら自分の中に落とし込む時間はかけがえのないものでした。
またSchooやgaccoなど、専門以外の一般教養・ビジネススキルの知識のリフレッシュに役立ちました。
12月:積み重ねが報われる、歴史や哲学に戻る
AEAJアロマテラピーアドバイザー資格認定講習会をオンラインで初開催。「ウェブを見て会ってみたくなって、動画をみて話を聴きたくなりました。そして実際にお会いしたいと思うようになりました」といううれしい言葉。試行錯誤を続けてよかった、報われたと思う瞬間でした。
BCに戻ることはなく、ACにもまだ時間がかかる中、小手先のテクニックで通用しないとも感じています。
過去に学び、生命誕生人類誕生からの時間軸のなかでこの1年間が何をもたらしたのか、何を変えていくのかなど、壮大な思考をめぐらす一方、自分が一緒にいたいひと、大切にしたい時間についても貪欲になりました。
2021年:オンラインとリアル、両輪で軽やかに前進!
あらためて香りの旅に出たいです。
会いたい人には会えるうちに会っておきたい。
向き合う、と違う、同じ方向を見るボランティアの形を実践する。
新しい技術を取り入れるとともに、取り残さない、置いてきぼりにしない。
軽やかに、これからも進んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
かおりとともに、心軽やかな日々でありますように。
2020.12.30
アロマテラピースクールまいか さのたかこ